2013年3月号

「自律神経」を広辞苑で引くと・・意志とは無関係に、血管・内臓・汗腺などを支配し、生体の植物的機能を自動的に調節する神経。交感神経と副交感神経とがあり、その中枢は脊髄と脳幹にある・・・と記されている。その交感神経と副交感神経が我々生きる上でとても大事なものであるらしい。最近、そのことについて書かれた『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』という本を読んだ。今日はその本の内容についての話をしたい。抜粋が多くなることはご容赦ねがいたい。◆「交感神経が体を支配すると体はアクティブになり、副交感神経が支配すると体はリラックスした状態になる」。今まではこのように説明されていたらしい。しかし著者は、「体が最もよい状態で機能するのは、実は、交感神経も副交感神経も両方高いレベルで活動している状態のときだった」としている。要するにそのバランスが大切だと言っている。「交感神経が優位な状態にしても、副交感神経が優位な状態にしても、自律神経活動高さとバランスがもっとも理想的な状態にあるとき、それが、私たちの心身がもっとも健康で、心身のパワーを最大限に発揮できる状態」だそうだ。◆従って、交感神経活動レベルが異常に高く、副交感神経レベルが極めて低いときは病気にかかりやすく、逆の場合はうつ病の傾向にあるという。また両方とも活動レベルが低い場合は、疲れやすく、やる気も起きない状態らしい。さて、この交感神経と副交感神経のバランスを保つにはどうすればいいのか?◆まずは睡眠をしっかりとること。睡眠不足は自律神経の大敵。「睡眠不足は副交感神経のレベルを低下させ、自律神経のバランスを悪くさせる。自律神経のバランスが崩れると、血流が悪くなるので身体機能が低下する」。長時間寝ないで勉強しても能率が悪くなるのは、血流の低下によって脳の機能が低下するからと著者はいう。◆一日に食事は三回とった方がいいらしい。「一日に一回しか食事をしないということは、一日に一回しか腸に刺激を与えないということなので、腸の動きが悪くなってしまう」。特に朝食はついつい抜きがちになってしまうが、この著者は朝食の重要性を説く。たとえコップ一杯の水とバナナとパン一枚だけでも充分であると。◆運動するなら朝よりも夜にした方がいい。「デスクワークの人が退社時に感じている肉体疲労はうっ血によるものなので、夜にウォーキング程度の軽い運動をすると、血流がよくなるのでかえって疲れがとれる」。◆副交感神経のレベルが下がったときにそれを上げる方法は「笑い」だそうだ。「笑うと副交感神経があがる、ということは、副交感神経が上がればリンパ球の活性が上がり、免疫力が高まる・・」。要するに笑うと病気になりにくいということ。◆それ以外にこの書には色々なことが記されている。著者の書きたかったことをまとめると、・・・睡眠をしっかりとって、時間に余裕をもって行動して、リラックスして、正しく呼吸をして、暴飲暴食をやめて腹八分目の食事にして、適度な運動をして、そして毎日を怒りっぽくならなくて笑顔で過ごす・・・これこそが健康の極意ではないだろうか。◆だれでもができる極意てす。さぁ、明日から、いや、今日からそんな毎日を過ごしてみましょう。そして笑顔を忘れずに、仕事も私生活も楽しく毎日を過ごしましょう。