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福井の偉人②

七代朝倉孝景
越前と言えば越前朝倉氏の名が思い浮かびます。朝倉氏の中で活躍した人物と言えば、第七代朝倉孝景と第十代朝倉義景だと思います。

今回は七代孝景について少し調べてみましょう。

室町時代に活躍した人物で3回も改名をしています。教景→敏景→孝景。むかしは、何か大きな功績をあげたり、重大なことが起こったりした時など改名をするなど改名タイミングがいっぱいあったんでしょうね。斯波家に仕える三老臣の一人となって活躍していました。応仁の乱以降、1471年に越前守護となって一乗谷に築城をはたします。

七代朝倉孝景(敏景)の一番の功績はやはり、朝倉孝景条々。朝倉敏景十七箇条ともいわれる家訓を制定したことでしょう。内容は世襲制を否定し人材の登用をうたう条項や、家臣の城下一乗谷への集住を定めたり、家臣団の統制、節約、民生の心得などを十七条の規定として定めたものです。大名権力が領国への直接支配を志向した条文が含まれており、台頭する戦国大名の意思がよく示されている内容となっています。

朝廷や室町幕府との繋がりも深め、越前を更に繁栄させました。一乗谷城に京風の文化を花開かせたと言われています。

越前はむかしから栄えていたんですね。

福井の偉人①

福井の歴史上ちょっと有名な人物を紹介してと言われたら、少し?!昔の方になりますが継体大王(継体天皇)を推薦したいと思います。

継体天皇は歴代天皇の中で唯一地方で育った方だと言われています。

継体天皇は彦主人王(ひこうしおう)と振媛(ふりひめ)との間に生まれました。

450年ごろ近江の国(滋賀県高島市辺り)で生まれましたが、父親が早くに死亡したことにより母親の生まれ故郷である越の国(福井県三国)に移り住んだと言われています。

母親の振媛は古事記に「大変美しい人であった」と書かれているほどの美貌の持ち主だったと言われています。継体天皇もイケメンだったのではないかと考えるとワクワクしますね~(笑)。

さて地方に育った継体大王がなぜ天皇になったのか…それは第25代武烈天皇が死んで後継者がいなかったことから、天皇の血を受け継ぐ人を探していたことに始まります。継体大王は応神天皇系の血統だということで大伴金村らなど有力豪族に支えられ第26代継体天皇として河内の樟葉宮で即位することとなりました。この時、既に58歳という年齢になっていましたが、のちに第27代安閑天皇、第28代宣化天皇となる二人の息子も40歳を過ぎていて立派な跡継ぎもいるという事が大きかったようです。

即位したのちは遷宮を三回繰り返しやっと大和・磐余玉穂宮(いわれたまほのみや)に入ったそうです。82歳で病気のため没したとなっていますが、在位27年の間に百済などと任那四県の割譲を行ったりしています。筑紫国造磐井の反乱を平定するなど精力的に行動していたりします。なかなか多くの謎を秘めた存在ではないでしょうか。

越前:紙の神様

越前ガニが水揚げされる事で有名な、福井県の越前で毎年春に行われる祭りに大瀧神社、岡太神社の春祭りがある。毎年5月3日から5日にかけて開催されるのだが、これらの神社は全国でもとても珍しい紙の神様をまつっている神社なのだ。日本の中でも紙の神様を祀っているのはここが唯一だという。そして、その神様のためにこの春祭りは古くから行われているものなのである。この地方は室町時代より、和紙の生産が盛んであった。和紙に関しての言い伝えが古くから残されている川上御前が岡太神社に祭られているのだ。その言い伝えというのは次の通りである。継体天皇が、まだこの越前の地にいた頃に岡太川の川上の方に美しい女性が現れて、その土地の民に和紙の漉き方を丁寧に教えたのだという。この女性こそがのちの川上御前である。それからのちはその土地の人々は川上御前の教えたように和紙を作り続け、岡太神社を作り川上御前を祀ったのだという。3日間かけて行われる祭りでは一日目の午後から、神輿が出発して奉迎祭が行われる。そののちに夕方からは宵宮祭が行われて一日目は終了する。二日目は本祭りで午前10時よりご祭神を迎えた例大祭の神事が行われ、舞や神楽などの奉納が行われる。最終日の5日はあと祭りとされ、午前10時より後宴祭が行われ、午後からは神輿が町を巡る。夕方になると神輿は神社の方へと帰って行き、3日間の祭りは終わりを迎える。古くからの伝説の元に、この地方で現在まで和紙を作り続けているということはとても素晴らしいことであるが、それに加えて、伝説にまつわる神様をこのように大切にしているというのはとても素晴らしいことであるように思う。次の世代まで引き継いでいってほしい伝統である。

福井の巨大生物?! ⅱ

■化石発掘体験!?
化石発掘体験が楽しめるのは、かつやま恐竜の森(勝山市長尾山総合公園)です。
公園内の「どきどき恐竜発掘ランド」では、実際の恐竜化石発掘地の岩石を用いた化石発掘体験が開催されています。全国から年間2万人以上の子供たちが化石発掘体験に参加しています。主に見つかる化石は、ビビパルス(巻き貝)、トリゴニオイデス(2枚貝)の動物化石やソテツ類などの葉っぱや茎などの植物化石が見つかります。
化石発掘体験では、主に淡水生の貝、シダや裸子植物の化石のほか、稀に恐竜やワニの骨や歯、カメの甲羅などの化石が見つかります。
ただ冬の期間中では発掘イベントはお休みしているので、もっと暖かくなってからですね!

■いかがでしたでしょうか?
古代生物、恐竜…あんな巨大生物が同じ地球上で活動していたなんて、にわかには信じられないですよね!恐竜というと、ティラノサウルスとかを思い浮かべてしまうんですが、ティラノサウルスは北アメリカ大陸にいたといわれております。あれだけ巨大な恐竜の化石というと、やっぱり外国の土地の生き物なのかな~と思ってしまうのですが、今回の記事で国内にもいたというのだからビックリですよね。
実際に展示されている化石を見たり、化石に触れたりすれば、大の大人であってもドキドキワクワクできること請け合いです!
しかし巨大生物といえば、福井県では先月16日ごろ高浜の海岸にミンククジラが漂流したというニュースがあったばかりなんだそうです。福井県には巨大生物を引き付ける何かがあるのかもしれませんね!